本日、朝9時NHK総合「経済ビジョンe」は会社更生法適用開始のWILLCOM-PHSの有り様について、これまでと今後を考え、教訓を得ようという内容でした。
どう見ても「WILLCOM応援番組」となっていて、NHKでこんなことやっていいのか、とPHS通算16年(アステル開業初日~WILLCOM)愛用者の私も思うほど「いい番組(??!!)」でした。
その主張は次の通りでした。
1)低コスト・低料金・エコシステムのすぐれた国産技術であるPHSは今後も一般ケータイと棲み分けして温存されるのが望ましい。
2)XGP(次世代PHS)については、現状もっともすぐれた高速無線移動通信システムであるが、高コストとなることによってPHS本来の良さを継続できるかどうかは不透明
かなり、意訳的ですが、そのような内容と理解しました。
私の思いと同じ。
PHSと一般ケータイの棲み分けのたとえ話で面白かったのが、ワタミの渡辺社長とコンサルタントの藤沢久美氏の表現の違い。
渡辺氏「軽自動車と一般の乗用車」対して、
藤沢氏「建機と自家用車、つまり、プロ仕様とアマチュア仕様」
…藤沢氏のたとえになるほどと思いました。
加えて、上智大学の服部武教授(NTT出身)は技術的観点で、PHS、XGPのすぐれた点をわかりやすく解説していました。
また、アナウンサーが手書きのフリップ
「市場原理も万能ではない」
との言葉を掲げて、「すぐれた通信インフラであるにもかかわらず評価されないPHS」に同情しきり、であったことも印象的。
戦略的ミスの連続も大きいんですけれどね、、、、
番組ホームページに解説があります(2010年3月21日更新)
http://www.nhk.or.jp/visione/news_guide/2009/0313/index.html
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