2011-08-05

大地讃頌




大地を頌えよ~誉めよ土を~♪

大地を汚した人間の愚かしさ思う。

忘れていたことを思い出させてくれる。

原発事故の解決には莫大なお金が必要ですが、お金を費やしても解決できないのは人間のすさんだ心。

自然への畏敬の念を忘れて、金さえ払えば何をやってもいいという勢力、自分の心の中にもあるであろう拝金主義を排除しなければならない。

大地や海は神様そのものではないですかね。

2011-08-03

原発・放射能汚染対策リンク集

原発問題を考え、放射能汚染という現実に対して、私達は、どう行動すればいいのか、指針となる多くの情報が心ある学者、市民達から公開されています。

私が「これは参考になる!」と感じたサイトのリンク集です。ご参考ください。

小出裕章 非公式まとめ
京都大学原子炉実験所助教。反原発を長年にわたって訴えてきた希有の研究者。反原発・脱原発の論陣のカナメといっていい人物です。武田教授より慎重な立場という印象です。

武田邦彦 takedanet.com
中部大学教授・武田邦彦さんのサイト。原発事故後、京都大学小出助教とともに、もっとも注目を浴びる研究者といっていいです。原発事故の状況分析、市民レベルでの対策など多くのコメントを公表しています。化学者・物理学者・環境学者。政府関係委員など歴任しているがちまたの御用学者とは一線を画する。原発問題にするどく切り込む。環境学者としては、「プラスティック類、ペットボトルはリサイクルするより燃料として燃焼させた方が環境負荷は低い」とする「サーマリサイクル」を提唱し、実際、多くの自治体ではこの考えによりプラスティックが「可燃ゴミ」として処理されるようになりました。
(ただし、プラスティック類が高温燃焼するため古いタイプのゴミ燃焼炉の寿命を短縮してしまう、などの批判もある)。
小出助教より楽観的な見方をしている印象があります。

児玉龍彦・2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り【動画】
東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授が、医師、医学者の立場で、福島の状況、内部被曝に関する所見とともに、今後、子供・市民を守るためにどうずればよいか提言しています。3.11以降、現実に福島の現場で調査、除洗などで市民とともに戦ってきた方の、政府東電の怠慢、無責任に対する静かで激しい怒りが伝わってきて感動すら覚えます。
児玉教授については、次のブログがよくまとめていますので、ご参考ください。
児玉龍彦教授 参考人発言 関連リンク(爆発後の日々)

FRANCE MEDIA NEWS フランスからのニュース
・厳しく、客観的なまなざし。フランスマスメディアの論評を紹介。

暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~
・隠蔽された原発事故情報を紹介している。

松本市長・菅谷昭氏の2011/3/22の定例記者会見【動画】
・(ニコニコ動画無料ID必要)チェルノブイリで5年にわたって活動した医師が現役市長にいたとは驚きです。長期間にわたる内部被曝への注意を喚起しています。

日本の原発奴隷
・カネでイノチを買いたたく、原発労働を告発する。政官財・ヤクザが一体となって築き上げる原発労働コネクション。

原発がどんなものか知ってほしい
・原発労働を経験した平井憲夫氏さんによる告発。人権などない労働現場の実態である。原発は多数の犠牲者なしでは成立しない。

原発導入のシナリオ+~冷戦下の対日原子力戦略①【動画】 ※②や③もあり

「日本の原子力は全体が利権になっている!」河野太郎議員

使用済核燃料で原発が止まる

核のゴミ抱える村 青森・六ヶ所村の現実・【動画

■東電、電力使用率を情報操作 恣意的に数値を高く見せる

「ニッポンの自家発電」はすでに原発60基分!電力会社の利権を奪えば「脱原発できる!」

ノーベル化学賞・根岸英一教授『東大の先生は買収されている』
(週刊現代より転載されたブログ)

「原発依存は日本の現実」と米紙 補助金頼りの構造指摘

なぜ原発は推進されるのか

【驚愕】元東電社員の内部告発

東電のカネに汚染した東大に騙されるな

■浜岡原発は本当に大丈夫なのか?

STOP!浜岡原発ブログ 原発の無い安心できる社会を!

「福島原発 暴発阻止行動 プロジェクト」

脱原発入門講座

原発はいらない「20の理由」(その1)

天災はとめられへん、けど原発は止められる【pdf】

みんなで決めよう『原発』国民投票

村上春樹氏『我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった』

放射能について正しく学ぼう

主要国との電気料金比較

再生エネが10年に原発を逆転 米シンクタンクが報告

メルトアウト「核燃料」地下水直撃の恐怖! メルトスルーを超える最悪の事態
東電はこの可能性を隠していないか!

2011-07-15

動画:震災の裏側



metisの「人間失格」がBGMで使用されています。
東日本大震災で犠牲になった方々への鎮魂歌であり、被災された方々への応援歌と言っていいと思います。
しかし、「人間失格」は3.11以前に発表された作品です。

この曲が、心を揺さぶるのは、たとえば、極限状態で友を救うことができなかったゆえ人間失格の烙印に甘んじる人間の弱さ、絶望からの復活をうたい上げているからです。

音楽はどんなに商業化されても、人間の心を強く揺さぶり、絶望の淵にいる人を救い続ける可能性を捨てることはない、と感じさせる作品です。

2011-06-01

プールに溜まるセシウム

これからの季節、プール開きに備えて、子供自らがプール清掃に加わる小中学校も数多くあるようです。

息子の小学校ではプールのヤゴをお助けしたあと清掃、ということになっています。

これが平時であるのでしたら、のどかな年中行事ということになりますが、3.11以降、長期間使用していないプールには大量の放射性物質、とくに、半減期の長い放射性セシウムが大量に溜まっていることに十分な警戒が必要です。困った時代になったものです。

しかし、現実は現実です。次のようなことを学校側、行政に進言するのがいいでしょう。

ほんとうは、文科省が率先して、このようなことを自治体、学校に指示すべきですが、今の文科大臣、文科省は見て見ぬふりの無責任、放置殺人を推進しているようですので、身近なところで変えることも考えなければなりません。

1)プールサイドで、できるだけ水面に近いところでの線量測定

2)平時の線量を有意に上回っているなら。汚染されている可能性大。「有意」の基準はないが、2,3倍でも十分有意でしょう。なぜならば、たとえば、平時1マイクロシーベルト/時のところが、2マイクロシーベルトであるならば、「1」はバックグラウンドとして差し引き、残りが、放射性物質による線量増加分ですから、2倍といっても、放射性物質の比較では、事故以前と比べて、当然、数千倍、数万倍あるいはそれ以上の飛来、堆積が考えられるからです。

3)汚染されているなら。被曝に弱い子ども達には清掃はさせないで、大人が、しかも、できるだけ年配で妊娠する可能性がない人が行うべきです。もっといいのは、防護服・マスクで防備を施した人が行うことです。

4)清掃した後のプールは、プールサイドも含めて水道の水で徹底的に洗浄して洗い流す。可能ならば、水を総入れ替えして、その水はすべて抜いて流し切る。その後で貯めた水でプール開きを迎える。水道代はかかるけれど、安全のためにはやむを得ません。

このようなことをしなければ、子供が安全にプールを利用できないとは。

原発利権まみれで安全は二の次、という政治の責任は大きいですが、それを支持し続けた国民自らが生き方、考え方を変える必要があります。

2011-04-24

雨のアースディー

昨日、アースディー(東京 代々木公園)1日目。強い雨が降ったりやんだり。

晴れていると2日間で13万人規模。たべものは行列で子連れは相当な体力が、、、というエコでオーガニックなイベントですが、雨のおかげで、どこもすいていてラッキー。

食いしん坊な子どもはあちこち試食に、食べ歩き。

子連れだったので、加藤登紀子さんや高坂勝さんのトークショーなどはあきらめ、めずらしいもの、楽しいものを子供といっしょに探す。

アクリルでつくった通路をじぐざぐに落ちていく貯金箱が目につき子どもが近寄ると「名刺デザイン研究所」。100円の研究費をこの貯金箱に入れるとここの博士は昔、テレビ東京のテレビチャンピオンで「ピタゴラスイッチ的装置」(正式にはなんと言うのか不明)のチャンピオンになったことがあるすごい人、と助手の方に教えていただいた。あと、主任研究員の方と3名で運営しているそうだ。それぞれに本職があるそうです。

ハーフ名刺やちっちゃ名刺がエコということでの出店か。ブースの品々、いま、ホームページを見ると、アイデアが様々に触発される。

旗メーカーさんの太田旗店さんが、風呂敷や手提げ、小物を作って販売。センスがよさそうだったが、子どもが急ぐので、ざーっと見ただけ。ホームページでゆっくり見ました。

2011-04-16

城南信金の脱原発宣言に思う



福島第1原発事故という世界的、歴史的災禍は、第一義的には(株)東京電力の責任なのだろうが、あれだけの大規模かつ独占企業になっていると取引先や関与する官公庁も多岐にわたり複雑な利権構造をもつ。

実質的に中空状態、つまり責任者不在の企業となっているわけだ。役員の会見中のコメントにも、ところどころに「われ関せず」の雰囲気が漂っているのは無理からぬところか。

あの人達は、普通のサラリーマン(※)であり、大河の流れのごとき巨大経営の流れの中で、たまたま、在任中に最悪の災禍に巻き込まれただけなのかもしれない。


本質的な責任は言うまでもなく、長々となんの反省も畏れもなく、原発がごときエセ科学を絶対化し疑うことをせず、心ある市民、学者の進言に耳を貸さず、巨大な利権構造を作り上げてきた自民党と現民主党内の対米従属勢力、そして、経産省(旧通産省)官僚達の責任である。

東電は、そのような、いわば闇の勢力の手先に過ぎないと感じる。

我々、国民にも責任はある。60年安保締結以降の対米従属勢力=原発推進勢力の台頭を選挙権を有効に行使することなく、野放しにしてきたのである。

騙されたといういいわけは成り立たない。いつの時代でも、身を粉にして原発の危険性や原子炉現場作業員の労働環境の劣悪さを告発する人達はいたし、十分に耳をすませ、心と頭のアンテナを伸ばしていれば、その声は大きく聞こえてきたであろう。

我々はその声に耳をふさいできた。

しかし、過去に時間を戻すことはできない。

我々は、原発推進勢力を監視し、糾弾し、持続可能な真にエコなエネルギー源の開拓と社会改革に尽力する新しい国のリーダーを選択するとともに、原発を温存してきた自らの文明観、社会観、ひとりひとりの生き方、生活の有り様を厳しく見つめ直す必要がある。

このことは、個人のみならず、企業にも同様に求められることだ。

私ども、かんたろう合資会社では、3月19日に代表である私、鈴木が脱原発宣言を行った。小さな会社であるからささやかなものではある。

対して、東京の城南信用金庫は、業界大手であり多種多様な得意先とのしがらみがある難しい立場でありながら率先して「脱原発宣言」(4月8日城南信金ホームページにて)を発したのである。勇気ある行動だ。

「信用金庫という地域を預かる金融機関にとって、その地域を失いかねない事態の福島県を思うと、いま企業の姿勢として反原発の立場を明確にし、そのうえで省エネや節電に協力していくことが必要だと考えた。自らが言うべきことを言い、やるべきことをやれば、地域金融機関として地元企業の協力を引き出していくことができると考える」と吉原毅理事長はたんたんと、まっすぐに、語っている。

今後は省電力や省エネルギー、代替エネルギーの開発利用に「少しでも貢献する」とし、その具体的な取り組みとして、徹底した節電運動の実施や冷暖房の設定温度の見直し、省電力型設備の導入や断熱工事の施工、緑化工事の推進、ソーラーパネルの設置にLED照明への切り替え、燃料電池や自家発電装置の導入への貸し付けなどの支援を具体的に実施していくとしている。

城南信金の脱原発宣言は、今後、規模や業界、地域を越えて、脱原発社会推進運動の先駆けとして歴史に名を残すに違いない。

原発の状況に著しい進展がなく、気分も沈みがちな市民達に、城南信金の脱原発宣言はここちよい感動を広げているようだ。

2011-04-12

犬猫も被災者である

犬猫は人間ではない。人権はない。

法律に定めがあるかどうか知らないが、しかし、少なくとも犬猫は人間社会の一員であると思う。

人間と信頼関係を結ぶことのできる特別の存在だ。(猫になると、少々気まぐれで微妙な場合もあるだろうが、、、)

そのような彼らの信頼を裏切ることは倫理的に問題だ。

緊急事態、犬猫と人間ひとりどっちかしか救助できないとなれば、やむを得ず人間を助ける。しかし、生き残った彼らも仲間である。多くの避難所や被災住宅の生活は今も極限状態であるという。こんなのんきなことを言えるのは普通の生活をしているからか。

今回の震災でも多くの犬猫が死んだのだろう。生き残った彼らのうち避難所で暮らす者はとても肩身の狭い状況におかれ、栄養状態も劣悪だと聞く。

心あるボランティア達が彼らの状況把握と、犬の避難所の開設や犬猫の里親さがしに奔走している。彼らの健闘を祈るし、わずかながらの支援もしていきたいと思う。

NPO法人 日本動物介護センター
http://www.nihondoubutukaigo.com/

NPO法人エーキューブ
http://www.a-cube-sendai.com/

※ここではとりあえず、ペット全般ではなく、犬猫と言った。他のペットも同様に人間社会の一員という面もあるのだろう。しかし、じゃあ、飼いヒトデや飼いシーモンキーあたりはどうかと言われると言葉に詰まる。

2011-04-11

黒澤明「夢」が正夢になりつつ現実


黒澤明監督のオムニバス形式の映画「夢」の中の「赤い富士山」。

富士山噴火と人為ミスにより原子炉が爆発。日本人が逃げ惑う姿を描く。

Akira Kurosawa's Dreams - Mount Fuji in Red

すでに、「夢」は正夢になりつつある状況といっていい。
驚くべきことに、作品中、描かれている原子炉は6つ、海辺の様子は津波の被害を暗示している。政府の無責任ぶり、情報隠蔽についての描写がリアル。

現在、福島第1原発1号機の本格的な炉心溶融、大規模水素爆発、放射性物質の爆発的飛散の可能性が高まっている。東京はもとより、300km圏避難の可能性もあるという。最悪の事態が避けられることを祈るばかり。

しかし、都民は、原発積極推進派の石原慎太郎氏を選択した。わたしのまわりで、彼に入れた人はひとりもいない。現実とは思えない。

※その後、4月24日の世田谷区長選挙で区民は、元社民党国会議員で、脱原発派の保坂展人氏を選んだことがせめてもの救いである。

2011-04-10

東京が避難対象となる可能性高まる

福島第1原発の事態がさらに深刻となっている可能性が高まっています。

京都大学の小出裕章助教授の考えでは、

1)4月9日(土)現在、1号機原子炉内で再臨界が起きている可能性がある

2)最悪、制御困難になり、炉内温度上昇、大規模な水蒸気爆発が発生

3)いままでとは桁違いの大量の放射性物質が飛散する

4)最悪300km以上の圏内(※)が避難地域となる。

※ご参考:西の方でいうと、ここ世田谷区下馬は232km。300kmというと熱海あたりです。

【ご参考】原発距離計算機
http://machi.userlocal.jp/kyori/

☆☆福島原発で再臨界の疑いが濃厚に ☆☆
動画・解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教) (42分)
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php

(下記は、ビデオメッセージの紹介文)

「原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の原子炉格納容器内の放射線濃
度が、毎時100シーベルトに上昇したことを明らかにした。

これは前日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、同炉内の温度と圧力も
上昇しているという。

京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、放射濃度の急上昇に加え、原子炉の温
度や圧力の急上昇していること、更に塩素が中性子に反応して生まれるクロル
38という塩素が原子炉内で発見されたことなどから、炉内で再臨界が起きている
可能性が高いと指摘する。中性子は核分裂が起きたときに発生する。

臨界とは放射性ウラン燃料などが核分裂連鎖反応を起こす状態のことを言う。
「再臨界」は、臨界状態にあった原子炉が一旦停止して核分裂が止まった後、燃
料棒の露出などでウラン燃料が溶け出して、圧力容器の下部に蓄積するなどして、
制御されない状態で核分裂連鎖反応が起きる状態を指す。

再臨界が起きると核分裂反応の制御が困難になり、大規模なエネルギーが発生す
るため、原子炉内の温度があがり水蒸気爆発の可能性が高くなる。

小出氏は、水蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、今とは桁違い
の放射性物質が流出する最悪のシナリオにも今後警戒していくべきだと述べ、そ
の場合、風向き次第では東京も避難対象となる可能性にも言及している。

神保哲生と宮台真司が小出氏に、福島原発の現状を聞いた。

今週のニュースコメンタリーは福島原発で再臨界の可能性が濃厚になっているこ
となどから、通常の更新時間を早めて、9日15時より無料で公開いたします。 」

2011-03-29

笑ってよ

もう、2週間前になるが、3月15日(火)、精神状態は最悪だった。 

この日、手元の放射線測定器の値は0.26マイクロシーベルト/時を示した。 通常レベルは0.13程度。

マスコミを通じての政府の情報隠蔽もあからさま。
どうでもよいパフォーマンスが目立つ。諸外国の報道、インターネットで得る情報の方が速くて、正確。 もともと信用していない対米従属政権に心底、愛想を尽かす。 

実家の鶴岡は東北とはいえ、被災せず、山形県内でも唯一停電もなかった。 

しかし、縁もゆかりもある、隣県の友人たちのつらさを思う。 

自分自身の脱原発運動へのいい加減な関わりに悔いる。 

さらに、11日以降15日までは、受注もぱたっと止まったままであった。 

目覚めのたびに、「夢であったら」と思う。 

次男の小学二年生とウチの中で遊んでいると、 

「笑ってよ」、と言われた。 

つとめて、明るく振る舞おうと思ってはいたが、 

顔は嘘をつけなかったようだ。 

今朝、ラジオでは、やっとプルトニウム溶出の報道。 

そんなことは、すでに、わかりきったこと。

いま、こころは、平静を取り戻している。 

日々、創意工夫を積み重ねていくのみである。 

2011-03-23

チェルノブイリ経験の松本市長会見

チェルノブイリ原発事故で放射能汚染に晒されたベラルーシで5年半医療活動を
行った松本市長の菅谷昭氏が定例記者会見で福島原発事故について述べたもので
す。

政府の「安全だ安全だ」の無責任な連呼に対して、長期にわたる、現実的な、し
かし、厳しい視線が感じられます。

「松本市長・菅谷昭氏の2011/3/22の定例記者会見」の14分以降の要旨

このような貴重な経験と知識を有する医師が現役市長にいるとは驚きました。

長期的な視野に立って、十分な対策を講じることの必要性を具体的に説明しています。

2011-03-19

脱原発を誓う

★東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
犠牲となられた方々に衷心よりお悔やみ申し上げます。

★かんたろう合資会社は、原子力発電所は人智でコントロールしきれないものとして、日本だけでなく、世界の国々から消え去ることを望みます。

風力、地熱、太陽光、波力、、、などの持続可能な代替エネルギーへの転換を迅速に推進することを政府、企業に強く望みます。

科学技術の飛躍的な進歩により、遠い将来においては原子力発電が広く地域住民に受け入れられる高い安全性を有するものに絶対にならないとはいえないが、それはいつのことでしょうか。

原発における劣悪な労働環境も問題であり続けてきました。「現代の蟹工船」でもありました。

日雇い、下請けの方々を追い込み、危険な労働に継続に従事させる。秘守義務を契約させて問題の漏示を隠蔽する。

弱者を犠牲にした上で成立することをよしとする帝国主義的、市場原理主義的政策なのです。

今回の原発震災は現政権を含めて原発を推進してきた政府の責任が大きい。100%人災といっていいでしょう。

同時に、国民の責任も大きい。原発推進・対米従属政党である自民党、民主党に投票し続けたのは日本国民です。

代表の鈴木は、唯一、脱原発を基本方針に掲げる政党に学生時代より投票してきました。

しかし、周りの人々を説得し、あるいは、反対運動に加わり、具体的な行動をする積極的な脱原発派であったとはいえない。このことが大変悔やまれる。愚かであったと思います。

今後は、脱原発を社是として啓蒙活動につとめることを誓います。

自然食、オーガニックなどといっても最大の環境破壊、安全への脅威である原発を無条件に肯定するのは、個人としても、企業としても間違っていると考えます。

(かんたろう合資会社 ホームページ トップに掲載 http://www.kantaro.net/)

2011-03-17

みんなで分け合えば、できること。



トイレットペーパー12ロール

トイレ1,000人分

ガソリン10リットル

ケガ人を搬送4人

パン1斤

食事1家族分

ガスボンベ1本[カセットコンロ]

あたたかいごはん10人分

おこめ5kg

おにぎり120人分

電池1個

ラジオ100人

だそうです。

具体的にでわかりやすい。
希望がもてます。
以上、404 Blog Not Found からの転載です。

2011-03-16

広島級原爆との比較

私の最大の関心事は、我々日本人が体験した最大の放射能災禍である広島級原爆
との比較です。

放射線レベルでの比較ではありませんが、参考になりそうな情報があったので、
まとめてみました。もちろん、原爆の場合、強烈な熱線による殺傷能力が高いため単純な比較はできません。

1)チェルノブイリ事故による放射性物質の放出は、広島級原爆の放射性汚染の400倍
(wikipedia)※福島と異なり、最初の爆発で原子炉内の大部分の放射性物質が放出された。

2)福島第1原発はチェルノブイリの10倍を超える放射能がある
(広瀬隆氏本日のweb日経ビジネス)…



★★つまり、福島第1原発は広島級の4000倍の放射性物質を放出する可能性★★

私は、広島級程度の放射能汚染なら東京では、健康被害はすぐには及ばな
いのでは、と考えていました。事態は予想以上に深刻である可能性があります。

2011-03-13

エコ&安全大国をめざそう

東北太平洋沖を震源とする大地震が発生しました。

被害に遭われた方には心よりお見舞いを申し上げます。
寒さと飢え、様々な不自由と闘っている被災者の方々、がんばってください。

生存者の一秒でも早い救出を祈るばかりです。
・・・・・・・・・
ついに、福島第1原発の原子炉炉心溶融、爆発、という悪しき事態に。

このような事態のなかで、批判がましいことをいうのは気が引けますが、忘れたくないので書いておきます。

、、テレビ各局で解説している学者は見事なまでの御用学者たちのオンパレード。

「想定外」が口癖で無責任を装う

炉心融解に至っても「安全だ」を繰り返す。

枝野官房長官も同様の言い方。だまされんなよ。
(貫禄ある、信頼感がありそうな、、、ものいいにダマされてはいけない)

国家とグルになっての犯罪者集団だ。

原発推進は国家レベルの大犯罪である。

科学を装い、実は非科学的。

米国の市場原理主義による新植民地政策に基づく、戦争拡大と同じ原理。
「生命」などなんとも思わない、究極の覇権拡大。

日本政府もその手下なのだなあ、と今回も実感。

(食糧不足のニッポン。しかし、TPP推進論に隙をつかれてはいけない。蛇足)

連中はこんなことを言っています「炉心冷却用ポンプのバックアップ動力のディーゼルエンジンが起動しない確率は千分の一、二台同時に起動しない確率は百万分
の一、三台同時に動かないことはまずありえない、、」

どのような想定をしているのはわからないが、地震のエネルギーは人智を超えると言う感覚はないのですね。

マグニチュード9の直下型の場合はどうなのか。
米軍や自衛隊の戦闘機が誤爆したらどうなのか?

この辺の感覚は核ミサイルをミサイルで撃ち落とそうとする連中と同じ。ばかげ
ているのは、素人感覚でも十分感じられる。

莫大なエネルギーをもつ原子力エネルギーは完璧な制御が必要ですが、よくある
放射線漏れ、それが微量であっても「制御不能」をあらわしていることになる。

そうは思わなかったのは、御用学者達は?
良心はないのか?まともな、普通の感性の欠如。

福島第1原発、東電、日本政府は、ついに、一般人の方の被爆という事態を引き起
こしました。

日本は、これから、脱原発を推進し、新エネルギーの開発を進めるべきです。

エコ大国、安全大国として誇るべき国になってほしい。

このことは、国民ひとりひとりが自らの生活を、エネルギー浪費型ライフスタイルを大きく見直すことでもあります。

また、我々、いわゆる「自然食」「オーガニック」「健康」に関連する商品を企画開発販売する我々にとって、「脱原発」は大きな仕事であると強く思います。

2011-02-16

雲はあった方がいいのか、ない方がいいのか?

今朝、長男6年生が遅刻。

自転車のうしろに乗っけて学校の前まで送る道すがら。

今日は、快晴。雲ひとつない。

長男:雲はあった方がいいのか、なくてもいいのか?

父:雲がなくて快晴の時は気分はいい。

でも、雲がずーっとないと雨が降らない。

すると、米も野菜もできない。国民みんな飢え死にすることになる。

輸入すればいいっていう人もいるけれど、輸入食料は一時は安いかもしれないが、戦略物資化すると、持たない者の弱みにつけ込まれて、高い価格で買わされることになる。

穀物は既に国際マネーゲームの対象にもなっている、、。

残念ながら、世界の国々は、日本のように約束を守る国だけではない。

戦争の原因をねつ造し続けて、覇権を広げてきた巨大なテロ国家さえある。

だから、生活の基本中の基本である食料は自給拡大の方向に持って行かなければならないんだよ。TPPなどもってのほかだ。

長男:ふーん、なるほど。
 

2011-01-25

TPPについて考える

相互の関税を撤廃する協定・TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への加盟がいつの間にか政権の最重要課題のひとつとして、喧伝されています。

私のまわりのオーガニック、自然食品関係者の間では「日本農業の危機」として急速に不安が広がっているようです。

この協定は、「環太平洋」とはいえ、加盟予定国全体のGDPシェアの90%は日本と米国となっています。中国・韓国は加盟しません。

実質、日米間の関税撤廃協定といっていいわけです。

農産物についていうと、、、米国の巨大農業資本が、弱小農業国・日本を蹂躙するための戦略であることは明白です。

個人的な体験もふまえていうならば、たとえば、おいしさでは日本米と遜色ないカリフォルニア米が10分の1で国内市場で販売されたら、普及品も、ブランド品(コシヒカリ、はえぬき・どまんなか、つやひめ、、、、)もまあほどんど勝ち目はないのではないか。

収入激減が想定されている農家には補助金がでるので、大丈夫、と現政権ではいっているが、一度疲弊した産業の復興は困難である。その助成金も海外向けに出荷可能で外貨を稼いでくれる超高級ブランド農産物・水産品が中心になっていくに違いない。そのような国際競争力のある一定規模以上の農業資本への助成金が中心にならざるを得ないのではないか。有機や自然農法などの小規模な農家はどうなるのか。

日本農業が壊滅したところで、当然、米国からの農産物は値上がり、、、、。食料安全保障上もゆゆしき事態を招くことは確実です。

(そのときには、時代の産物としての、生きるための家庭菜園ブームが到来するでしょうけれど、、、)

対米従属を続けることは、大局的にいって、経済的にも、精神的にも、文化的にもデメリットが大きい。

鳩山政権では日米同盟に対する物言いの姿勢が少しでもあったけれど(ま、失敗したことはしたのですが、)、菅政権は情けないほど米国の顔色伺いに徹している。

「平成の開国」などといっているが、国是として保護したい一部の農産物以外では、すでに日本の関税障壁は相当低くなっています。

単純に、鎖国=悪、開国=善 が前提になっているのもいただけません。

農産物を含めた全面的な自由貿易への参入は、品種改良などの技術面では世界有数ながら規模や効率面では見劣りのする日本農業の基礎をしっかり固める必要があります。

それが、非遺伝子組み換えやオーガニックなどの安全性や圧倒的品質・食味などの超高付加価値化なのか、SBIの北尾社長の語る北海道での大規模農園の開設による高効率化なのか、、、、いzれにしてもすぐにできることではない。

拙速すぎる決断は経済的のみならず、安全保障上、文化的、、、、多方面にわたる多大なマイナスを日本に、日本国民に与えることになります。

中野剛志さん、という学者のTPPについての見解がとても参考になります。おすすめです。
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/01/tpp_5.html