京都大学の小出裕章助教授の考えでは、
1)4月9日(土)現在、1号機原子炉内で再臨界が起きている可能性がある
2)最悪、制御困難になり、炉内温度上昇、大規模な水蒸気爆発が発生
3)いままでとは桁違いの大量の放射性物質が飛散する
4)最悪300km以上の圏内(※)が避難地域となる。
※ご参考:西の方でいうと、ここ世田谷区下馬は232km。300kmというと熱海あたりです。
【ご参考】原発距離計算機
http://machi.userlocal.jp/kyori/
☆☆福島原発で再臨界の疑いが濃厚に ☆☆
動画・解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教) (42分)
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php
(下記は、ビデオメッセージの紹介文)
「原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の原子炉格納容器内の放射線濃
度が、毎時100シーベルトに上昇したことを明らかにした。
これは前日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、同炉内の温度と圧力も
上昇しているという。
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、放射濃度の急上昇に加え、原子炉の温
度や圧力の急上昇していること、更に塩素が中性子に反応して生まれるクロル
38という塩素が原子炉内で発見されたことなどから、炉内で再臨界が起きている
可能性が高いと指摘する。中性子は核分裂が起きたときに発生する。
臨界とは放射性ウラン燃料などが核分裂連鎖反応を起こす状態のことを言う。
「再臨界」は、臨界状態にあった原子炉が一旦停止して核分裂が止まった後、燃
料棒の露出などでウラン燃料が溶け出して、圧力容器の下部に蓄積するなどして、
制御されない状態で核分裂連鎖反応が起きる状態を指す。
再臨界が起きると核分裂反応の制御が困難になり、大規模なエネルギーが発生す
るため、原子炉内の温度があがり水蒸気爆発の可能性が高くなる。
小出氏は、水蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、今とは桁違い
の放射性物質が流出する最悪のシナリオにも今後警戒していくべきだと述べ、そ
の場合、風向き次第では東京も避難対象となる可能性にも言及している。
神保哲生と宮台真司が小出氏に、福島原発の現状を聞いた。
今週のニュースコメンタリーは福島原発で再臨界の可能性が濃厚になっているこ
となどから、通常の更新時間を早めて、9日15時より無料で公開いたします。 」
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